事務局便り:各種ご案内、ブルガリアの状況や各地でのブルガリアに関するイベントなどをご紹介してます。

■「Danube in Arts」山形 2009

山形

 2009年は、日本とドナウ川流域の「日本・オーストリア外交関係開設140周年」、「日本・ハンガリー外交関係開設140周年・外交関係再開50周年」、「日本・ルーマニア外交関係再開 50周年」及び「日本・ブルガリア外交関係再開50周年」という外交関係の節目にあたり、これら4か国との周年が重なる同年を、「日本・ドナウ交流年 2009」と名付け、本年を通じて日本及び周年各国において各種記念事業が行われてきている。この事業の中で、山形県において、それぞれ長い歴史と豊かな文化を誇るドナウ川、最上川流域の国・地域間における友好関係を深め、文化交流を促進するため「日本・ドナウ交流年2009in山形」が、11月22日、23日に行われた。この事業は、「日本・ドナウ交流年2009」事業の中では、はじめて、これら4か国が集まっての催事となった。
 ブルガリアからは、駐日ブルガリア共和国次期特命全権大使、リュボミル・トドロフ閣下もご出席され、11月22日に行われた交流セレモニー式典において、ブルガリアの映像を背景に、ブルガリアの紹介をされた。この後、山形グランドホテルにおいて、交流パーティが開催され、4カ国の料理が紹介される中、ブルガリアからのテオドシ・スパソフ・トリオ&ヒルダ・カザシャンによるサプライズコンサートもあった。彼らは、「花笠音頭」をブルガリア風、ジャズ風にアレンジし、山形県の観客を驚かせ、会場は手拍子でいっぱいとなった。

 

■  日本ブルガリア協会第7回総会と懇親会

 3月12日、東海大学校友会館で第7回総会が開催され、2008年度の活動報告、会計報告、2009年度の活動計画案および予算案が承認されました。また、守山理事より「日本ブルガリア芸術家協会」設立の提案が
あり、今後具体的に設立の準備を進めてゆくことが確認されました。
総会後の懇親会では、福井史枝さんによるブルガリアの作曲家の作品のピアノ演奏と黒埼正博氏によるマジックを
楽しみ遅くまで談笑に花が咲きました。
新たな法人会員をご紹介します。
山本香料㈱、㈱わかさ生活、開新舎商事㈱、㈱イナータス
上記4社は、ブルガリアのローズオイルやローズウオーターを使用した商品の開発、製造、販売および輸入を
行っている企業です。

■  叙勲のお知らせ

 日本とブルガリアの友好交流に多大なご尽力をされた下記の協会役員および会員にブルガリア政府より勲章が
授与されました。おめでとうございます。益々のご活躍を祈念いたしております。
「スタラ・プラニナ」勲一等 園田 天光光 副会長
「マダラの騎士」勲一等 猪谷 晶子 理事長 
「黄金の月桂樹の枝」勲章 中村 秀美 理事、浅野洋二 理事、遠藤 享 会員

■  協会が推薦する新刊本のお知らせ

「ブルガリアブック バラの国のすてきに出会う旅」
ブルガリアを紹介するとてもかわいい素敵な本が、「地球の歩き方」で有名なダイヤモンド・ビック社から発刊されました。
イラストレーターの著者、すげさわ かよさんが2008年の5月から6月にかけて取材した内容を、とてもかわいいイラストと写真を中心に編集された旅のイラストエッセイです。ブルガリア旅行に是非とも一緒に持ってゆきたくなる一冊です。なにはともあれ、先ずはこの本を手にいれ頁を開いて見てください。そこには美しい魅力いっぱいの「ブルガリア」があります。

本に関するお問い合わせ
㈱ダイヤモンド・ビック社「地球の歩き方」メディア企画事業部

■  2月から4月にかけて行われたイベント

●2月21日(土)と2月28日(土)に「ブルガリアの民族衣装や伝統行事に親しもう!」が
駐日ブルガリア共和国大使館で開催されました。佐藤千香子さん、松前もゆるさんを講師に招き、
ブルガリアの春のお守り「マルティニッツァ」作り、草木染めやブルガリアの祭日と伝統に関する
お話などの楽しい催し物がありました。来年も開催する予定です。

●3月20日(祝)横浜市の「保土ヶ谷区国際交流の会」主催の「ブルガリア やさしい英語で理解講座」が
岩間市民プラザで行われました。ブルガリア大使館の文化・広報担当のダニエラ・ニコロヴァさんが講師に
招かれ、分かりやすい英語でブルガリアの紹介をしました。

 

●4月4日(土)ソフィアクラブ主催により「春のチャリティパーティー」が駐日ブルガリア大使公邸にて
開催されました。安井陽子さん(ソプラノ)と小川博子さん(ピアノ)によるミニコンサートが行われ、
公邸シェフのブルガリア料理とブルガリアワインを楽しみ交流を深めました。

■  ストーン文化桜川市石彫専門部会ブルガリア交流団

茨城県桜川市の石工たちがブルガリアを訪問

茨城県の「石の町」として有名な桜川市より浅賀正治氏(協会理事)を団長とする7名の石工と随行員2名が、
2008年11月29日から12月11までブルガリアを訪問しました。
ソフィアではブルガリア外務省ギャラリーで日本を訪問したブルガリアの作家たちとの作品展を開催。
開会式には、竹田駐ブルガリア日本大使、ポポフ外務次官などがご挨拶されました。
一行の作品はソフィアの「国立美術館」に寄贈されました。
その後一行は温泉で有名なギリシャ国境に近いサンダンスキー近郊の「ブルガリアの石の町」イリンデンツィの
イワン・ルセフ氏が運営する「アートセンター」にて作品制作を行い、ストゥミヤニ群長表敬訪問、地元の
石工との交流、地元の幼稚園を訪問し園児たちと楽しい交流をしました。
また、ルピテ村では「露天風呂」も楽しむことができました。
一行は制作した作品の一部を持ってパザルジック市を訪問。
市長をはじめ市民の皆様より暖かい歓迎を受けました。訪問団よりパザルジック市に作品を寄贈いたしました。

■  パルヴァノフ・ブルガリア共和国大統領が訪日

 1月25日より29日までブルガリア共和国、ゲオルギ・パルヴァノフ大統領一行が公式訪問されました。
大相撲千秋楽観戦、天皇・皇后両陛下との会見、衆参両議長との会談、麻生総理夫妻主催夕食会、京都訪問、
経団連会長との会談、ブルガリア大使館主催歓迎レセプション、「よみがえる黄金展」東京会場開会式など
多忙な日程をこなし次の訪問国ヴェトナムへ向かいました。

■  今年は「日本・ブルガリア外交関係再開50周年」

 今年は「日本・ブルガリア外交関係再開50周年」にあたります。
ブルガリア、日本においても様々な行事が計画されています。
協会でもいくつかの団体などを後援しブルガリアと日本の文化交流を企画、実施いたします。
2月現在に確定している交流事業をご紹介します。
「ブルガリア訪問団体」にくわしく交流事業を紹介しています。
日本国内では次の行事が予定されています。
バラフォトコンテスト、ブルガリア映画祭、ブルガリアンヴォイス「コスミック・ヴォイセズ合唱団」日本公演。また、山形県において「ダニューブ・イン・アーツ」の開催(ドナウ川関連のシンポジウム)も
予定されています。

■ 事務局よりの緊急のお願い

リマ・ミルスカさんへの 出版資金支援募金」にご協力ください!

 

ブルガリアの生け花研究家のリマ・ミルスカさんは、日本から帰国後、ブルガリアで日本の生け花の普及に
ご尽力され、多くの生け花愛好家を育成されました。彼女は今までに蓄積してきた生け花の写真や記事を
まとめた本の出版を準備してきましたが、数年前より癌を患い現在療養を続けておりますが、病状は予断を
許さない状態です。この病魔との闘いに出費もかさみ、経済的に本の出版もままならないとの窮状が伝えら
れております。
つきましては、何としても彼女の希望を実現したく、日本の知人たちが発起人になり彼女の本の出版を支援
する募金活動を行うこととなりました。是非とも趣旨をご理解くださり、支援の手を差し伸べて下さいます
よう心よりお願い申し上げます。